ビル・エヴァンスは女性ファンが一番先に好きになるピアニスト、その甘美でメロディックなプレイから女性はメロメロになるのである。硬派のファンからはカクテル・ピアニストだとか軟弱ピアノの代表みたいに言われる。でもその両手からつむぎだされる音は意外と無機質で硬くクールだ。聴きやすさから初心者に愛されそしてその高度な音楽性からマニアからも支持される稀有なピアニストだ。
だがビル・エヴァンスが最大の威力を発揮すのは
もし彼女が初めて君の部屋に来るとしよう。
さりげなくエヴァンスの「MOONBEAMS 」をかけておく。
すると彼女、いつもと違ったアダルトな雰囲気の中CDのジャケットが目にとまる。
「しげちゃん、いつもこんなの聴いてるの?」
「ううん、いつもじゃないけどね」
なんて言いつつかかってる曲を口ずさんでみる。
すると彼女(キャー!しげちゃんて、カッコイイ) となり
君を見るまなざしが変わってくる。
そして二人は・・・・・・・
もし貴女の彼がジャズが好きなら、
さりげなくエヴァンスの「WALTZ FOR DEBBY 」をかけておく。
すると彼ジャケットを手に取りながら、
「へえ、君ってこんなの聴くんだ」
「アタシ、ジャズってよくわかんないけどこれは好きなの」
「これはビル・エヴァンスっていって、すごいピアニストなんだよ」
「そうなの、知らなかった。ねーえ、もっと教えて」
得意そうに話す彼を貴女はじっと見つめる。
そして二人は・・・・・・・
とまあこういったシチュエーションに使えるミュージシャンてそうはいない。
ビル・エヴァンス恐るべしである。
とにかく貴方のコレクションに加えて間違いのないこと請け合いです。 |