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ジャッキー・マクリーンの魅力は哀愁をおびたトーンとエモーショナルなプレイということになる。いわゆるマクリーン節と呼ばれる独特な哀愁を帯びたフレージングは50年代同期のアルト奏者と比べても異彩 を放っている。他のアルト奏者達のクリアーな音色とは違うハスキーなトーンはマクリーンだけのものだ。それだけに取っつきにくい面 もある。しかし悪女の深情けじゃないが一度惚れたらとことんまでお付き合いしたくなるミュージシャンだ。
僕が初めてマクリーンを聴いたのは皆さんと多分同じでマル・ウォルドロンのヒット作「レフト・アローン」だ。泣きのマクリーン節が堪能できる。このあと当然ソニー・クラーク「クール・ストラッティン」を聴いた。A面 のマイナーチューンが断然光っている。そのあとネコのマクリーンとして有名な「ジャッキー・マクリーン・クインテット」この中のリトル・メロネーの哀愁を帯びたソロにはまった。このあと何故かマクリーンから少し離れる。
高校2年の時兄が買ってきたプレスティッジの廉価盤に何枚かのマクリーンのリーダーアルバムが含まれていた。そこでまたマクリーンと再会。スタンダードを吹くマクリーンのブルーな雰囲気にしびれた。ただブルーノートのマクリーンを聴くのはだいぶ後になってしまった。今思うとオーネット・コールマンの影響云々という記事が手を出しかねる原因だったと思う。
スティープル・チェイスのカムバック盤はあまり感心しなかった。やはり50〜60年代のあのマクリーン節をやっていた頃が最高だ。ブルーノート盤を集め出すのは80年代になってからだった。僕自身は50年代のマクリーンが一番ぴたりとくる。ただ昨年だったかサムシンエルスからリリースされた「NATURE BOY」は久々にマクリーン節が堪能できる好盤だった。機会があったら聴いてください。
さて本アルバムだがタイトルにある「4,5 &6」とはカルテット、クインテット、セクステットによる演奏ということで1・2がカルテット。3がクインテット。4-6がセクステットによる演奏である。
特に1・2のカルテットによる演奏が有名。センチメンタル・ジャーニーなんてやくざな曲をマクリーンがノンシャランに吹いている。マクリーン節満載のトラックだ。
3のクインテットはもろハード・バップ。ドナルド・バードとのいきもピッタリだ。
4-6のセクステットでのプレイだが、一般 的には3のコンファメイションが有名だが僕はマルのオリジナル、6のプレイが好きだ。これでもかとマクリーン節が飛び出す。またマルの暗いピアノソロが余計に雰囲気を盛り上げている。
ともかく50年代のジャッキー・マクリーンのエモーショナルで哀愁に満ちたフレーズを味わってください。
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