CDを持って街に出よう!!ウォーキング・ベースの名手、リロイ・ヴィネガーの代表作!
リロイ・ヴィネガーの名前を知っている方はかなりのジャズ・ファンだろう。ただ参加したアルバムはかなり多い。もう一度CDのクレジット良く見てください。
ほんとに楽しいアルバムだ。聴いていてうきうきしてくる。ウエストコースト・ジャズらしいカラとしたサウンドが心地よいです。
ここに収められた曲はすべてウォーク、つまり歩くことに関係のある曲ばかりです。選曲もしゃれていますね。なぜウォークかというとリロイ・ヴィネガーがウォーキング・ベースの名手とされているからです。
派手なソロは取りませんが、バックで堅実にリズムを刻む彼のプレイの素晴らしさは、多くのジャズメンが彼を重用したことでわかります。
ウォーキングベースで聴衆の喝さいを得られる数少ないベーシストの一人です。
1はリロイ・ヴィネガーのオリジナルです。かっこいい曲です。この曲のセンスハロルド・ランド(ts)に似通ったところがあります。そういえばハロルド・ランドとはたびたび共演していました。テディ・エドワースのテナーがほんとイカスんです。リードのかすれ方も聞き物です。ウエストの白人にはないジャズのやにみたいなものを感じます。お店でこの曲をかけると必ず皆さん振り返ります。KOBAオススメの1曲です。
2は一転してバラードです。何となく春の宵、二人で歩く公園といった感じでしょうか。夏でも秋でもなく絶対に春ですね。ここではヴィクター・フェルドマンのヴァイブとカール・パーキンスの哀愁を含んだピアノソロがフューチャーされています。パーキンスのソロのバックのヴィネガーのベースがいい感じです。その後のヴィネガーの本格的なベースソロも聴かせてくれます。本来ちゃんとソロをとれるプレーヤーだからこそ味のあるウォーキングベースが弾けるのでしょうね。
3は言わずとしれた「明るい表通りで」この曲はどんなミュージシャンがやろうと絶対にジャンプして駆け出したくなるような気持ちにさせてくれますね。僕もこの文章を書きながら思わず足を踏みならしてしまいました。フォーバースチェンジを挟んでリロイ・ヴィネガーのウォーキング・ベースがたっぷり聴けます。
4はマイルスのアルバムで有名なリチャード・カーペンターのウォーキンです。テーマが始まると同時にボリュームのつまみを思わず上げてしまいました。ブルースをやると黒人のミュージシャンはやはりうまいですね。カール・パーキンスのピアノ、テディ・エドワースのテナーも自家薬籠中のプレイです。僕はヴィネガーのソロの後のテーマの部分が大好きです。
5も有名なスタンダードです。この曲を初めて聴いたのは恥ずかしながら「かまやつひろし」のお父さんの「ティーブ釜萢」のライブアルバムでです。なんともノンシャランな歌い方が耳に残っています。こちらの演奏ですが、テディ・エドワースが先発でソロを回していきます。子のアルバム通していえるのですが、エドワース好調です。
6・7もスタンダードです。演奏はちょっと小粒になりますが、ヴィネガーのウォーキングベースがたっぷりと楽しめます。
このアルバム全体を通して、テディ・エドワースが好調です。それとペットのジェラルド・ウィルソンですが、僕はこの人を知りませんでした。でもハワード・マギーに通じる渋いソロが良いです。ちょっとした発見でした。ビッグバンド畑のプレーヤーのようです。
たぶんアレンジはヴィクター・フェルドマンがやっていると思いますが、彼の参加したアルバムはどこかに聴きどころのあるアルバムになります。フェルドマンもっと評価したいですね。
さあリロイ・ヴィネガーのウォーキング・ベースにのって
iPod片手に春の街へいざ繰り出しましょう!!!
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