ジョニー・グリフィン極上のバラッドプレイが堪能できます!
ジョニー・グリフィン、リバーサイド最後のリーダーアルバム。この作品を最後に彼はヨーロッパへと旅立つのである。
以前リコメンドした「Kelly Dancers」と対をなす好アルバムがこれだ。どちらもワンホーンでスローからミディアムバウンスのリズムのナンバーを演奏している。このアルバムでもいえることだが、グリフィンの悪い癖であるオーバーブロウがないのがうれしい。(ブロウするグリフィンが好きな人ゴメンナサイ)
気の知れた仲間とリラックスした雰囲気で好きな曲をヘッドアレンジでプレイした。そんな雰囲気が演奏からにじみ出ている。1曲目のエリントン・ナンバー。こんな風にプレイされるともうゴキゲンです。おもわず「イエー」なんていいたくなりますね。
特に2曲目「The Midnaight Sun Will Never Set」バディ・モンゴメリのヴァイブをバックのプレイが素晴らしい。冒頭のヴァイブからこの演奏の良さを予感させる。待ちかまえたようなグリフィンの最初の音がグルーヴィだ。少し高めの音を使いながら優しくなでるようなソロである。
3曲目もバラード。バディ・モンゴメリのエレガントなピアノソロの後のグリフィンのソロがよいですね。タフガイが垣間みせる優しさとでも形容したいようなソロです。
4・6曲目はグリフィンのオリジナル。我慢できなかったのかアップテンポになっている。それでも急速調なプレイにしなかったのがこのアルバム成功のポイントか。ちょうどよいアクセントになった。またラストナンバーはミディアムバウンスだがメロディにどことなく哀愁がある。
5曲目だがグリフィンのブレッシングが聞こえてきそうなぐらい。ノンブレッシング比較的長いフレーズを吹いている。ここでもバディのエレガントなピアノが良い効果を上げている。グリフィンのソロをかなりインスパイアしている。だから全体的にバディのソロの後のグリフィンのソロが素晴らしい。
暖炉の前で一人静かにウイスキーでもかたむけながら聴きたいアルバムだ。とにかくサックスの音にしびれてください。これが男のサックスだ!!
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