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カウント・ベイシーとオスカー・ピーターソン、限りなく音を省き間を活かしたプレイが心情のベイシー、かたや鍵盤の皇帝で猛烈なテクニシャンのピーターソン。二人の巨匠によるピアノの共演はインティメイトなプレイが素晴らしいハッピー・セッションです。
この録音のプロデューサーは言わずとしれたノーマン・グランツ。JATPを主催しヴァーヴを起こした人物だ。その彼が2度目に興したレーベル・パブロ。大物を起用し様々セッションで録音したレーベルで基本方針はヴァーヴと同じ。
こんな組み合わせで録音できるのは彼しかいないだろう。二人の共演を示現させたノーマン・グランツは偉い。(パチパチ)
丁度このレコードが発売された頃ラジオか何かでカウント・ベイシー・オーケーストラのライブアルバムを聴き、ベイシーの絶妙なピアノソロにまいっていた。ルーレットの再発アルバムを買い込んだりしてカウント・ベイシーがちょっとしたマイ・ブームだった。
ラジオから聞こえてきたベイシーのピアノはそれまでのジャズ・ピアノのイメージとはほど遠いスタイルでとにかく最小限の音ですべてを語るとようなプレイ、いわば俳句の世界だ。
ただこのプレイが可能だったのはやはりギターのフレディ・グリーン抜きにはできないです。彼のギターが入るだけでなんともいえないくつろぎ感が漂ってきます。このセッションでもフレディー・グリーンのギターが随所できいてます。
オスカー・ピーターソンはかねてからカウント・ベイシーを敬愛していたようでヴァーヴに「プレイズ・カウント・ベイシー」というアルバムを残しているほどだ。このアルバムも僕はカウント・ベイシーがらみで買った。「EASY DOSE IT」などカウント・ベイシーの物まねを入れながら実に心地よい演奏だ。
このアルバムはベイシークラシックス2曲、スタンダード2曲、そして二人の共作のブルースという構成。御大カウント・ベイシーにピーターソンが従っているようだ。
1曲目のスタートから実にリラックスした雰囲気だ。オスカー・ピーターソンがイントロを弾き続いてカウント・ベイシーとの掛け合いに入る。ピーターソンが何とも嬉しそうにカウント・ベイシーの話に答えているそんな風景が見えてくる。
全体的にオスカー・ピーターソンがイントロを提示してカウント・ベイシーがそれに応えるかのようにプレイが始まる。ピーターソンがベイシーの露払いといった感じか。面 白いのはいつも饒舌なピーターソンが少し控えめで、カウント・ベイシーがいつもよりちょっとだけ饒舌になっている。
またカウント・ベイシーのソロに入り込むピーターソンのピアノが絶妙の間でリズムを刻むフレディ・グリーンのギターが絡むともう堪えられない。
なお2「THESE FOOLISH THINGS」だがこのイントロを聴いてエラ・フィッツジェラルドとサッチモが共演したアルバムを思い出した。その中でエラのソロパートとして歌われたこの曲のイントロと全く同じだったからだ。この歌はエラの最高の歌だと僕は思っている。
バックをつとめるレイ・ブラウンとルイ・ベルソンもこのセッションを心から楽しい出いる様子がわかる。
5人の名人芸をたっぷりと味わってください。本物のジャズがここにあります。
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