ジャズピアノ入門に最適なピアノトリオ、実に美しい演奏だ。
さてこのアルバムだが、澤野さんこんなアルバム良く見つけたものだ。多分曲で買ったのだろう。このアルバムが出たとき少し澤野さんと話をした。僕自身このアルバムの評価で言えば4つ星だ。けっして傑作ではない。澤野さんもそこは心得ていて「このアルバムはぜひジャズ初心者の方に聴いて欲しい」と言っていた。少ししてまたお話を伺ったら「硬派のジャズファンからは評判は悪い、だけどこのアルバムで確実にジャズの底辺が拡がったという自負は僕にある。」と言われた。本当にそうなのである。またこのアルバムとシャフラノフで澤野工房はブレークした。
ジャズに刺激とスリルを求めるファンにはこのアルバムは薦められない。(別 な意味での刺激はありますが)ジャズにくつろぎを求める方には大オススメだ。そしてもう一つビーストのソロはメロディを大切にした美しい旋律なのである。テクニックも素晴らしい。
収録曲はどれもチョー有名なスタンダード。いまさら言うことは無い曲ばかり。ビーストは原曲のメロディを大事にしながらソロをとる。同じオランダの先輩ピム・ヤコブスを彷彿とさせる。その中でひっそりと2曲彼のオリジナルが入っているが、これも美しいメロディだ。
ともかく疲れた心を癒してくれるまさにくつろぎのピアノ・トリオ。彼女(彼)との時間を演出するのにもってこいの1枚でもある。
最後に録音がクリアー、オーディオ的にも楽しみな1枚だ。それとジャケット、CD時代になってからなかなかよいジャケットがない。いいアルバムは顔(ジャケット)も良いのです。
CD ¥2500 SOLD OUT |