イタリアのピアニスト、マルコ・デットーを紹介します。
ベースのエディ・ゴメス、ドラムのレニー・ホワイトの参加だけでもこのアルバムを聴きたくなるとお思いの方も多いと思います。実際ビル・エヴァンス・トリオで長い間活躍したゴメスのベースとフュージョンの名ドラマーレニー・ホワイトとの組み合わせによるピアノ・トリオはどんなものか興味津々でトレイにのせました。
出だしって肝心で多くの場合1曲目でそのアルバムに引き込まれるか決まることが多いです。マルコのこのアルバムも1曲目の「I'M A FOOL TOO WANT YOU」でこのアルバムに引き込まれる予感がしました。
レニー・ホワイトのシンバル、エイトビートで演奏されるアレンジ、ゴメスにしてはやけに太いベース、どれもが僕の好みにはまっていました。メロディまでやけに哀愁が漂って聞こえました。
イタリアのピアニストとというか、ヨーロッパのピアニスト全体に言えることですが音がゴージャズですね。クラシックの伝統がそうさせるのでしょうか。
アルバム構成はスタンダード5曲(1/6/8/11/12)、デットーのオリジナル6曲(2/3/4/5/7/9)、ゴメスのオリジナル1曲(10)です。
ルイ・アームストロングで有名なタイトル曲「WAHT A WONDERFUL WORLD」をどう料理するかみものでした。マルコ・デットーは高貴なバラードに仕上げました。この曲はやっぱ名曲ですね。
マルコ・デットーのオリジナルですが、どれもヨーロッパの音ですね。その中では3が一番すきです。面白いのはゴメスのオリジナルをソロピアノで演奏したことです。マルコ・デットーのオリジナルではゴメスのベースをかなりフューチャーしています。
このアルバムを聴いて「優しい気持ちになるピアノ・トリオ」だなって感じました。重厚な演奏ではありませんが、リラクゼーション溢れるピアノ・トリオとしてオススメします。
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